トリックアートとは?
トリックアートって何?
トリックアートとは、人間の目の錯覚を利用して「立体的に見える絵画」や「観る角度により印象が変化する作品」など、平面が立体的に見える、「本当に平面なの?」と、つい触って確かめたくなってしまうような不思議で楽しいアートです。
「トリックアート」という言葉は造語であり、辞書にはのっていません。起源は、古代ギリシャで始まった「遠近法」「明暗法」「進出色と後退色の組み合わせ」などの技法に、新しいアイデアと技術が加わり全く新しいアートとして確立されたものが「トリックアート」です。
一般的な美術館と違い、作品に触ったり、写真を撮って遊んだり、子供から大人まで幅広く楽しめるテーマパークとなっています。
トリックアートの歴史
トリックアートの原点
コンクリートで固めた山肌に太陽と人の集合壁画を描いていた時に、通行人から「絵が動く」との声が上がりました。壁画の前で動いていた制作スタッフの姿が、絵が動いているように感じられたのです。この出来事が絵画による錯覚や不思議な感覚を体験できる作品を創っていくきっかけとなりました。この作品は「トリックアート」の原点と言えるでしょう。
トリックアート美術館の誕生
1991年、世界で初めてのトリックアート美術館『JAIB美術館(東京都江戸川区)』が誕生し、翌年には現存する最古のトリックアート美術館である『トリックアートの館(栃木県那須町)』が完成しました。
絵画を鑑賞するだけでなく、さわったり、写真を撮ったりして気軽に楽しめることをコンセプトとした美術館は「トリックアート美術館」と命名され、当時から大きな話題を集めました。
この後もエス・デーのスタッフによって、様々な進化を遂げたトリックアート美術館は全国18箇所となりました。日本はトリックアート発祥の土地というだけでなく、世界に”Trick Art”を発信し続けている、トリックアート美術館の本場なのです。
トリックアートの楽しみ方
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トリックアートでできること
見て楽しむ
アートを気軽に楽しもう!
エリア全体が
芸術を楽しめる空間“那須とりっくあーとぴあ”はそれぞれテーマの違う3館で構成され、大人から子供まで楽しめるトリックアートのテーマパークです。
自社で作品を制作しており、他では見られない芸術性の高い作品ぞろい。絵画はほぼ手書きで、ここ那須のアトリエで日々新作が生み出されています。
直営館である“那須とりっくあーとぴあ”では、全国に先駆け新作が展示されたり、アトリエで制作風景を見学したり、制作スタッフから直接話を聞けることも。作品が生み出されている那須だからできる楽しみ方の一つです。 -
トリックアートでできること
写真を撮って楽しむ
カメラを通すと作品が変化!?
工夫を凝らして
思い出の一枚をつくろう!トリックアートは皆さんが参加してはじめて作品として成立します。写真の撮り方は決まっていないので、皆さんのアイデアでいろいろな写真を撮ってみてください。
いい作品を作るコツは、思い切って演技をしてみること。普段はしない、大胆なポーズ・表情で写真を撮れば、きっと思い出の一枚が完成します。
お家に帰ってから写真を見ると、肉眼で見た時と違った風景が写っていることでしょう。その違いを楽しむのも、トリックアートの楽しみ方の一つです。 -
トリックアートでできること
錯覚の世界を体験
なぜ?どうして??
自分の目が信じられなくなる
錯視体験普段見えている風景、それを見ている自分の目。本当にそれは正しいのでしょうか?そんな疑問が生まれるかもしれません。
トリックアートは、皆さんの目にちょっとしたいたずらを仕掛けます。理屈ではわかっていても、どうしてそう見えるのか納得できずモヤモヤしてしまうかもしれません。そんな不思議な錯覚を楽しめる作品を、館内にたくさん取り揃えています。
百聞は一見にしかず!ぜひ一度、ご自身の目で確かめてみてください。 -
トリックアートでできること
クイズで謎解き
トリックアート以外にも!
“那須とりっくあーとぴあ”を
楽しみ尽くそう!!“那須とりっくあーとぴあ”の楽しみ方は、「写真を撮って楽しむ」だけじゃありません!せっかく来たのだから、ぜひ楽しみ尽くしてください。おススメは、各館で開催しているイベント。頭をひねらないと解けない本格的な謎解きや、ワクワクの宝探し、名画にちなんだクイズや、お子様でも参加できるチャレンジまで、色々取り揃えています。
また、おみやげも欠かせません。各館にあるショップでは、トリックアートオリジナルのグッズをご準備していますので、こちらも要チェック!